【筋トレ習慣化フェーズ1】まずはジムのお風呂に通うことから始めよう

 

 

ジムへ入会した人の90%は1年以内に退会します。

 

 

つまり、9割の人がジム通いを挫折してしまうということです。

ジム通いが続く人と続かない人にはどんな違いがあるのでしょうか。

どうすればジム通いが続くのでしょうか。

今はグーグルで検索すれば手軽にフィットネスの情報を得られる時代になりました。

それにYoutubeを観ればどんなエクササイズをすればよいかもわかります。

しかし、そこで得られる知識はレベル1からレベル10まであるとするなら、レベル4〜レベル7あたりの知識であることがほとんどであると言えます。

 

「どんなプロテインを飲めばよいか」

「腕を太くするにはどんな種目をすべきか」

「10kg痩せるにはどんな食事にすればよいか」

 

すべてレベル4〜レベル7に値する内容です。

レベル4〜レベル7の知識はすでに筋トレを習慣化させた人たちにとって有益です。

これらの情報は今の世の中に溢れています。

しかし、初心者にとって本当に有益なレベル1からレベル3までの知識は検索してもなかなかでてきません。

レベル1〜レベル3までの知識とは、筋トレを習慣化させるための知識です。

9割の人が筋トレを習慣化できないにも関わらず、この部分について語る人はあまりにも少ないです。

 

そこで今回から「筋トレ習慣化フェーズ理論」と題しまして、

初心者にとって本当に有益な筋トレを続けていくための知識を5段階のフェーズに分けて解説していきます。

「これから筋トレをはじめてみようと思う」

「ジムに入会したけどあまり行けてない」

「昔ジムに入会したけど続かなくてやめてしまった」

この講座はそんなみなさんにとって大きな助けになるはずです。

 

※ この「筋トレ習慣化フェーズ理論」では初心者のみなさんにおすすめのジムである「総合型ジム」にすでに入会している前提で進めていきます。

まだジムに入会していない、ジムへの入会の手順やそれぞれのジムの特徴や選び方がわからない、という方はこちらの

「初心者ジム入門講座」からお読みください。

 

それではジム通いを始めるみなさんへ向けて、フェーズ1から解説していきます。

 

【フェーズ1】とりあえずジムに行く

 

 

「とりあえずジムに行く?」

 

何を言ってるんだコイツは

 

と思った方もいるかもしれません。

しかし実際は、「ジムへ行くこと」自体が最初の大きなハードルです。

 

人間は習慣の生き物です。

今まで「ジムへ行く」という習慣がなかった人がいきなり週に何回もジムへ行くというのはものすごいストレスです。

ましてや、そこでトレーニングするまでとなると初心者にとってはハードルが高すぎます。

「ジムでトレーニングする」のはジムへ行く習慣ができてからすることです。

なのでこのフェーズ1では、まずジムへ行くことだけにフォーカスして取り組みましょう。

人間、その場所へ行ってしまえばなんだかんだやる気もでてくるものです。

そこで最初はこんな目標を立ててみましょう。

 

「とにかく週に3日以上はジムに行くクセをつける」

 

別に筋トレしなくてもいい

このフェーズ1の最大のポイントはジムに行けばそれでいいということです。

誰も筋トレしろとは言ってません。文字通り「ジムに行く」だけでいいです。

ジムエリアをぶらつくだけでも構いませんし、ストレッチエリアで体操するだけでも大丈夫です。

とにかく物理的に「ジムに行く」ということだけを意識してみてください。

 

初めはジムのお風呂に通うだけでもいい

たとえば、お風呂が付いている総合型ジムに入会したあなたは、そこにあるお風呂を使う権利があります。

最初は「お風呂を利用する」ためだけでもいいので、とにかくジムへ行きましょう。

毎日ジムの広いお風呂に入るだけでもジムに入会している価値はあります。

それに新しい習慣をつくるときは現在の習慣と結びつけると習慣化しやすいです。

現在の習慣である「入浴」と、新しい習慣である「ジム通い」をリンクさせましょう。

そうすることで段違いにジム通いを習慣化させやすくなります。

 

 

このフェーズ1では、とにかく「ジムに行く」習慣をつけることにフォーカスしています。

あなたがやることは「ジムでトレーニングする」ことではありません。まずはとにかく「ジムに行く」ことです。

とにかくお風呂に行くだけでいいので、週に3日以上は文字通り「ジムに行く」ことを続けてみましょう。

小さな目標に思えるかもしれませんが、ほとんどの人が「ジムに行く」習慣を持つ前にジムを退会しています。

とりあえず入会して最初の1〜2週間はトレーニングすることよりも、「ジムへ行く」それ自体を目標にやってみましょう。

 

 

 

朝起きたら体重計に乗る

 

 

このフェーズ1で「ジムに行く」習慣をつけると同時にやってほしいことがあります。

それは「体重を測る習慣」をつけることです。

筋トレを習慣化させるには自分自身の変化に着目して、自分の進歩を感じる必要があります。

人は進歩を感じると楽しくなってきて、どんどんモチベーションが上がります。

そして、進歩を感じるにはまず現状を知ることから始めなければなりません。

 

体重を測ることで、あなたの身体の現状を客観的に数値で把握することができます。

そして、体重を測る習慣をもつということは、自分の身体に関心をもつことにつながります。

もし体重計が家にないというなら、すぐに購入しましょう。

薬局で3000円くらいのものを買ってもいいのですが、昨今はアプリと連携して過去との比較がかんたんにできる高性能な体重計がアンダー3000円で買えますのでこちらのものがおすすめです。

 

 

プロテインなどは最初のうちは買わなくて大丈夫ですが、とにかく体重計だけは買ってください。

 

体重を測るコツ

体重を測るのにも少しコツがあります。

それはできるかぎり毎回同じコンディションで測るということです。

たとえば、焼肉をめちゃくちゃ食べた日の体重と朝から何も食べていない日の体重は違いますよね。

なので、できるかぎり体重の誤差が少ないような形で測る必要があります。

具体的に言うと

朝起きてすぐ、トイレに行った後のまだ食べ物や飲み物は何も口にしていない状態で測ってください。

素っ裸ならさらに正確に体重を測れます。

このルールを作ることで体重が本当に増えているのか、減っているのかを判断しやすくなります。

それに毎朝起きてすぐのルーティンワークにしてしまえば、習慣化しやすいので一石二鳥です。

 

体脂肪率はどうでもいい

ちょっと高機能な体重計を使っている人は年齢と性別などを記入すると体脂肪率がでてくると思います。

しかし、体脂肪率はとくに気にする必要はありません。

体脂肪率は体水分量などの影響をかなり受けますので、正確な値はでません。

±5%くらいの誤差がでると思ってください。

このくらいの誤差がでてしまうと、わかることと言えば

 

「痩せているか」

「ふつうか」

「少し太っているか」

「めちゃくちゃ太っているか」

 

くらいです。そんなものは鏡を見ればすぐにわかります。

なので、体脂肪率を気にする必要はありません。

 

食事制限はしなくていい

このフェーズ1では食事制限などは一切しなくて大丈夫です。

普段通りに気にせず食べてください。

ジムへ行くという最大のハードルと戦っているあなたにとって、他の敵である食事制限と戦う必要はありません。

食事制限はもっと先のフェーズでやることなので最初は気にしなくて大丈夫です。

ジムに通い始めてすぐの方は「週3日以上はジムに行く」これさえできていれば100点です。

 

 

 

まとめ

筋トレを習慣化させるためにフェーズ1でみなさんが今日から始めることは2つだけです。

 

  1. 「週に3日以上はジムに行く」
  2. 「朝起きたら体重計に乗る」

 

たったこれだけです、ここから始めてみてください。

これらの習慣ができているだけでもフィットネスの世界に片足を突っ込んでいる状態といえます。

 

 

これが筋トレ習慣化へのフェーズ1です。

ここからみなさんの理想の身体への道が始まります。一緒に続けていきましょう。