前回の「筋トレ習慣化フェーズ理論」のフェーズ1では
- 「週に3日以上はジムに行く」
- 「朝起きたら体重計に乗る」
これらを実践することを目標にしました。
フェーズ1を1週間から2週間ほど続けることができたら、次はこのフェーズ2に移りましょう。
実はジムに行っている人の半分以上はこのフェーズ2をクリアできません。
なのでもしあなたがこのフェーズ2をクリアできたとき、あなたはジムに通っているその他大勢の人よりフィットネスを体現できたということになります。
そして、このフェーズ2ではいよいよトレーニングを始めていきます。
トレーニングといっても難しいことはしません。
ただダンベルを上げ下げするくらいの意識で大丈夫です。
それと同時に、食事面で最重要ともいえる習慣である「食べたものを記録する」ということを実践していただきます。
これさえ身につけてしまえば、体型コントロールなどはもうすぐそこです。
では詳しく見ていきましょう。
【フェーズ2】ダンベルを持ってみよう
フェーズ2の最初の目標は、
「ウエイトエリアに行く」
です。
まずは行くだけで大丈夫です。
しかし、これはジムに通い始めた人にとって大きな壁なのです。
ウエイトエリアという名の聖域
ウエイトエリアとは、ジムにあるダンベルやバーベルなどが置いてある場所です。
通常はマシンエリアや有酸素マシンがある場所からは離れたところにあることが多いです。
ジムに行ったことがある方は心当たりがあると思いますが、ウエイトエリアはある種の聖域です。
そこにはゴリゴリの人たちがガツガツとウエイトトレーニングに励んでいるでしょう。
さすがに上半身裸の人はいないと思いますが、タンクトップで太い腕を露出した人くらいはいると思ってください。
そして、ジムに入会した初心者はまずウエイトエリアに近づこうとはしません。
そうです、初心者にとってこの場所は恐ろしいところなのです。
これはおそらく私たちの本能に危険な動物(筋骨隆々な人間)には近づいてはいけないということが刻み込まれているからだと思われます。
なので、初心者はこのウエイトエリアでトレーニングするという選択肢を外してジム活動を始めがちです。
僕もジムに入会して最初の1ヶ月はウエイトエリアには近づかずランニングマシンで走ったり、適当にマシンでよくわからないことをしていました。
この1 ヶ月は僕にとっては黒歴史です。
まったく何の成長もしていません。
せっかくジムに入会したのにただ走っているだけなんてもったいないです。
やはり、ジムに行ったならウエイトエリアを活用してこそです。
そこでフェーズ2ではウエイトエリアに行くことに慣れることを目標にしています。
ゴリゴリの人がいても気にしない
「ウエイトエリアにはガチ勢がたくさんいるし、フォームもわからないうちからそんなところに行ってトレーニングするなんて恥ずかしい」
そんなふうに思った人も居ることでしょう。
初心者ほど人の目が気になるものです。
しかし、その恥ずかしさを乗り越え、ダンベルを握り始めることでその他大勢から抜きんでることができるのです。
それに実はガチ勢ほど自分のトレーニングに集中しているので、周りで初心者がエクササイズをしていても全く気にしていないものです。
ガチ勢が気になるのは自分と同レベルかそれ以上の人だけです。
横で自分よりベンチプレスで重いものを挙げている人がいると気になります。
正直いって、初心者の方がどんなエクササイズをしていてもあまり気にしません。
ジムへ通う習慣がついてきたあなたが次にすることは
「周りなんて気にしない」
そんな強い気持ちを持ってとりあえずウエイトエリアに行くことです。
次の章で具体的にウエイトエリアに行って何をするのかをお話します。
ウエイトエリアでとりあえずダンベル3kgを上げ下げ
では肝心のウエイトエリアで何をするべきかですが
まずは何も考えずにウエイトエリアへ行って
ただ3kgのダンベルを持って上げ下げしてみて下さい。
とくに意識するところはありません。
自分の世界に入って、周りは気にせずにただダンベルを上げ下げしてみてください。
このフェーズ2で最も大切なことはウエイトエリアへ行く度胸を持つことです。
ウエイトエリアに行ってダンベルを握った瞬間に100点です。
それ以上は求めていません。
ただそれだけでは面白くないと思うので、試しにどんどん重いダンベルも持ってみましょう。
ゲーム感覚で楽しんでみて下さい。
あなたは12kgのダンベルを上げ下げできますか?
食べたものをとりあえず記録してみる
このフェーズ2ではダンベルを持ってみることと平行して食事に関するとても大切な習慣をつけていただきます。
それは「とにかく食べたものを記録する」です。
現状を知らないと何かを変えることはできません。
現在自分が何を食べているかを知らずして、身体を変えることはできません。
なぜ記録するのかというと、「自分の食生活の現状を知る」必要があるからです。
身体作りを将来的に行うとしても、現状がわからなければ何を改善すれば良いかわかりません。
だから記録しなければならないのです。
食事記録アプリ 【MyFitnessPal】
ここでみなさんにとっておきのお役立ちアプリをご紹介します。
それはこの、MyFitnessPalです。
AndroidにもiOS(iPhone)にも対応しているのでまずはインストールしてみて下さい。





食事制限はしなくていい
このフェーズ2でも食事制限は一切しなくて大丈夫です。
普段通り食べてください。
食事を記録する習慣さえ持てれば体型をコントロールするのはもうすぐそこです。
まとめ
フェーズ2で、みなさんにやってもらいたいことは
- 「ウエイトエリアに行く」
- 「食べたものを記録する」
この2つです。
ここまできたらもう、そのへんの挫折しがちな初心者とは確実に一線を画すことになるでしょう。
強い意思を持ってやり遂げて下さい。